アメリカ横断紀行 12

1992年3月22日 エルパソ-フェニックス

朝は昨日と同様、早めの7時に宿を出る。見える景色はサボテンが散在する荒野で、右手に大陸横断鉄道が走っている。交通量はサン・アントニオを過ぎてから急激に減ったので走りやすい。エルパソを出てすぐにニューメキシコ州に入る。アメリカで一番貧しいといわれている州だ。
途中、検問が何箇所かあり止められる。車によるメキシコからの密入国を防ぐためだ。普通はパスポートを見せなければならないらしいが、我々がメキシカンでないと分かるとフリーパス。検問のポリスもハッキリ言ってやる気なし。
そして、いよいよアリゾナ州に入る。アリゾナに入るあたりから、少しずつ温かくなり、そして太陽の灼熱が降り注ぐ暑さへと変わる。昼食はマクドナルドで済ませて、午後も快調に飛ばす。荒野と渓谷との間を走り抜ける。気温は高くても蒸し暑くはなく、革ジャンをはおって走って丁度良い具合だ。西部の道はノーアクシデントで行けば、一日900キロは走れるんじゃないかと思うほどの快適さだ。
600キロの道のりを快調に飛ばし、17時に砂漠の中の人工都市・フェニックスに着く。
フェニックスは、遠くから走ってくると砂漠の中にポツンとひとかたまりの街がある感じ。昨年までF1グランプリも開催されていた。
そのグランプリのコースとしても使われていたジェファーソン・ストリートを通り、食事に行く。食事は「Rawhide」というウェスタン村。ガラガラ蛇のから揚げが食べられることで有名らしいが、蛇が大嫌いな自分も抵抗なく食べられる、鳥のから揚げと変わらないカラッとした味だ。
今まで、世話になっている人へのお土産を買っていなかったので、ここでまとめて買う。Tシャツ、絵葉書、バッヂ、本など170ドル。
砂漠の夜は涼しかった。

アメリカンWEBトレンド

安モーテルの代名詞「モーテル6」のサイト。日本で言えばビジネスホテル・チェーンみたいなものだが、この旅ではこうした一泊20ドル程度の安宿に随分お世話になった。
このサイトを注意深く見てほしい。全ページ共通のデザイン・レイアウトなのは分かるが、画面左上のビジュアル(モーテル6の看板)たった1枚でWEBデザインを起こしている。モーテル同様、シンプルな作りになっていて、なんとなく微笑ましい。
(モーテル6にしては)選び抜かれた1枚の写真というのは、このように企業サイトの象徴となり得る。

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