
これまで11ヶ月にわたって、ホームページのコンセプト策定、構成骨子の作成方法、具体的なコンテンツ制作方法、そして検索エンジン対策の基本について述べてきました。いずれも、企業ホームページにとって最大の目的である「問い合わせの確保」を達成するために欠かせない要素になります。
私のもとに届くご相談で多いのが、ホームページの運用体制についてです。運用体制が整っていないために、ホームページの更新が滞り、いわゆる「ホコリがかぶったホームページ」になってしまい、反応を落としている例が少なくありません。そうならないために、自社内でホームページ更新に関するスキルを持つ社員を確保するか、あるいは自社内にホームページを管理する編集長(マネージャー)役の社員を置いて、実際の更新作業はホームページ制作業者に委託するなどの体制の整備が重要です。
そうすれば、例えば自社の新たな実績があればその内容を追加、更新するなど、ホームページ開設時期より時間が経つにつれ内容が充実していきます。すると自然と反応率の高いサイトになっていくわけです。ホームページの内容が充実してきて、ページ数的にもボリュームが増してきたら、テーマごとにホームページを分離独立させて、ホームページを「専門店化」していくとよいでしょう。ひとつの企業で複数のホームページを持ち運用することはアメリカなどの企業では一般的であり、またアクセス者から見た信頼性という点でも良い印象を与えられるはずです。
検索エンジン対策については、ホームページ開設後も継続的な検証が必要です。一時的に順位が上がっても、ヤフーやグーグルといった検索エンジンは順位決定のルールを定期的に見直します。それによって自社サイトの順位も絶えず変動します。お客様が用いるキーワードの分析を続ける一方で、ホームページ制作会社などの専門家の意見も取りいれ、トレンドに応じた検索エンジン対策を継続して実践して下さい。
ホームページ運用を通して得られた有効なお問い合わせについて、前回述べましたニュースレターなどのツールを用いて適切なフォローアップを行い成約、売上につなげていくことが重要です。ホームページというデジタルのツールとニュースレターというアナログのツールを有効に使い、売上につなげるしくみを作れるかどうかが今後、企業にとって重要な課題になってくることでしょう。
「継続は力なり」。企業ホームページの企画、運用についても同様です。より多くの反応を得るために、ホームページの企画面、運用面で継続的な取り組みをして下さい。