前回に続き、自社ホームページにおけるビデオ映像の活用について考えてみましょう。前回説明したように、自社サイト内に掲載されている「社長メッセージ」、「お客様の声」、「開発の舞台裏」などのコンテンツにビデオ映像を加えて表現すると、より臨場感があり説得力のある情報としてアクセス者に伝わります。
それではどのように企画、準備をすれば効果的なビデオ映像を制作することができるのでしょうか。何事もそうですが、特にビデオ映像の場合には「準備8割」といってもいいぐらい事前の企画や手配が重要です。いきなり対象者にビデオカメラを向けても、意図した内容の映像を収録できない場合もあります。
例えば、「お客様の声」を収録するとしましょう。するとコンテンツとして必ず押さえたい質問項目を考える必要が出てきます。例えば、(1)なぜ当社の製品・サービスを選んだのか。(2)どのような点に満足したのか。(3)これからの当社に期待すること。などです。お客様のインタビューの中で、これらの重点ポイントをピックアップして30秒から一分程度のビデオ映像をまとめると、無駄がなく訴求力のあるビデオ映像に仕上がります。
ネットの場合には配信できるビデオ映像に時間的な長さの限度があることから、短時間にポイントを押さえたコンテンツを準備する必要があります。だからこそ、「どのようなビデオ映像を伝えたいのか」を事前に十分に企画する必要がある訳です。
また、「開発の舞台裏」をビデオ配信する場合はどうでしょうか。こういった場合には事前に台本(または簡単な絵コンテ)を作ると良いでしょう。例えば2分の映像を4つのパートに分けて、各場面のテーマを策定します。例えば、(1)開発のきっかけになった出来事を担当者が回想するインタビュー。(2)試行錯誤の開発現場を再現。(3)開発中、最大の障害を解決した瞬間を再現。(4)完成した製品と特徴の説明、開発者のコメント。といった感じです。
もっと細かな準備として、おおよその台詞を考えて、台本をもとに台詞合わせの練習をしても良いでしょう。まるでテレビドラマか映画の撮影のようですね。
自社サイトに掲載するビデオ映像について私は、「嘘はいけないが、演出は可。」との方針で当社顧客にアドバイスをしています。臨場感のあるビデオ映像こそが高い反応率を生むからです。
写真:
独自の構造材を開発した工務店の社長のビデオの例。より良い製品を開発する熱意が映像から伝わる。

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