前回に続いて自社ホームページに掲載する内容、つまりコンテンツの企画について説明します。前回は、自社の「強み」と「想い」を自己分析して、それらを自社サイト内に表現することの重要性について述べました。今回は、さらに具体的なコンテンツについて考えていきたいと思います。
ホームページはインターネットという仮想空間上に広がる情報網です。お客様が実際の店舗や会社に訪れて自社の社員と話をするのと異なり、アクセス者は画面上にある情報のみで、その会社を判断します。熱意や誠意が伝わるようなコンテンツが掲載されていればアクセス者の目にも、「仕事に熱意のある会社なのだ」と映りますし、その逆の場合も考えられます。いわば、お見合い写真と同じように、アクセス者にとり掲載されているコンテンツはその会社について判断する非常に重要な最初のステップになるわけです。
それでは、特に初めて訪れたアクセス者にホームページを通して自社を信用、信頼のおける会社だと思って頂くには、とのような点に留意してコンテンツを企画すればよいでしょうか。例えば、ある商品の説明を掲載するとしましょう。そのときに単に商品の仕様や価格などの説明を掲載するだけでは不十分です。
それに加えて例えば、その商品を使用した方の体験談やお客様の声、その商品を開発した舞台裏や開発者の想いなどを掲載すれば、アクセス者の情報に対する不透明感を払拭することができるでしょう。また会社案内など企業の概要を伝えるページについても同様です。形式だけの社長挨拶ではなくて、社長のインタビュー記事や写真で振り返る会社の歴史などがあっても興味深いでしょうし、アクセス者にはよりその会社の実態が伝わるでしょう。
自社の信用、信頼の裏づけという点で言えば、受賞歴や表彰歴、過去の実績一覧、資格保有者一覧、マスコミ掲載履歴なども重要なコンテンツになります。社長、社員を問わず実際に会社で働く人の生の姿を表現することも意外と多くの企業で実践していないことです。採用向けの企画でしたら「若手社員の一週間」という密着取材型の企画も関心を引くでしょうし、社長、中堅、若手に各々10個の質問を投げかけ、その回答を掲載すると自社の意外な一面が見えてくるかもしれません。
現代において、人があるものを購入するときに基準とする「購買意思決定要素」は、価格でもなければ品質だけでもありません。それらも含めた「信頼性」なのです。目の前の商品、サービスが信用のおけるものか否かを考えながら購買の意思決定をするのです。特にインターネットの場合にはバーチャルの媒体ゆえにその傾向が顕著といえます。
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筆者の自社サイトでは「社長密着一週間」を掲載。社長の人物像を伝えている。

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