私が企業からホームページ開設の相談を受けるとき、開設目的と具体的なターゲット像を明確にした上で、次にヒアリングすることは大きく二つのテーマに分かれます。ひとつは項目構成の骨子を決めること。もうひとつはデザインの方向性を決めていくことです。その各々を私が10年間使用している独自のヒアリングシートを用いて聞き出します。
ひとつ目の項目構成の骨子は、非常にシンプルなトーナメント表のようなマス目だけが書かれたシートに、ホームページに掲載する項目名だけを記していきます。ホームページの画面に置かれているボタンの名称を決めていくといってもいいでしょう。
また、項目名は、大きな項目(大項目)とその各々に設ける小さな項目(小項目)を考える必要があります。例えば、大項目が5つのホームページの場合、大項目の名称は「会社案内」、「製品紹介」、「お客様の声」、「開発の舞台裏」、「お問い合わせ」の5つだとします。そして、一つ目の大項目「会社概要」の中に設ける小項目が「会社概要」、「沿革」、「社長からのメッセージ」、「所在地・ご案内地図」の4つだとします。
このように、まず、ホームページに掲載すべき大きな柱は何なのかをしっかり決めることが大事なのです。それがすなわち大項目となり、ホームページの画面上ではひとつのボタンの名称になるのです。大項目の数ですが、全体で30画面以内のホームページでしたら5つぐらい、50画面以内でしたら7つから8つ、100画面でしたら10個ぐらいを目安に考えるといいと思います。また大項目と小項目の2階層ではまとめづらい場合には、中項目を設けても良いでしょう。あまり大項目の数が多すぎると、アクセスした方が画面を見たときに混乱しますので、ある程度、項目は絞り込んで、整理することが必要です。
二つ目のシートは、デザイン要望をまとめるためのシートです。ここには問診表のような質問項目が大きく3つ書かれてあります。この質問に沿って、社長、社員に各々回答を埋めて頂き、それを持ち寄って最終的な構成を策定します。質問項目は主に以下の通りです。
(1)自社を自己紹介するとしたらどのように紹介しますか。(30文字以内でまとめた場合と100文字以内でまとめた場合) (2)自社を象徴する写真があるとすればそれは何ですか。5枚以内で考えてください。 (3)自社を象徴する色は何ですか。またその理由は何ですか。
その他にも細かな設問もあるのですが、私が一番、重要視している項目がこれら3つです。この設問にじっくり向かい合うことで、自社ホームページのデザインが単なる社長の好みではなく、ターゲットの目線に合った的確なものになっていくのです。
写真:
たった2枚の紙に真剣に向かい合ったかどうかでホームページの成否が分かれる。(項目構成図の例)

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