私はこれまでの10年間で200件を超えるホームページの企画制作を担当してきました。担当した企業には上場企業もあれば個人商店、農家もあり、企業の規模や形態には様々なケースがありました。
インターネットが世の中に登場して10年。いまだに企業のインターネット活用には多くの誤解や間違った活用法が見受けられ、本来、企業発展のための大きな武器となるべきインターネットがうまく使いこなせていない企業が多いのが現状ではないでしょうか。
この連載では、私が10年間で企業ホームページの企画制作、コンサルティングをしてきた中で気づいた企業インターネット活用の絶対外してはいけないポイントを解説し、すぐに使える実践的かつ実戦的な情報をお届けしたいと思います。
まず、インターネット活用で足踏みしている企業の特徴は、「インターネットはデジタルの最先端技術である。従って社長の私は理解できないのでパソコンに詳しい部下に任せている。」という大きな誤解を持っていてることです。インターネットの黎明期から10年間、インターネットのビジネスに従事してきた私が自信を持って言えることは、「企業インターネット活用に必要な感覚はアナログ感覚である。」ということです。これまでに私のお客様でも、デジタルが苦手でキーボードが打てない社長が、「ブログだ」、「SNSだ」と氾濫しているインターネット関連情報にまどわされずに、ポイントを抑えたネット活用を実践して3年間で成果を出した例もあります。
企業ホームページの成否を分けるのは、ずばり対象顧客層を見据えた掲載情報の企画、つまりコンテンツの企画に他なりません。端的に言えば、「お客さんの心を本当に分かっている人が、インターネット活用でも成功する」ということです。そこにはインターネットの知識や技術は必要ないのです。専門の業者や部下を上手に使いながら、一番肝心なコンテンツ企画を人任せにしない社長が確実な成果を収めているということなのです。
正直、私も日常の企画やコ
ンテルサィングで最も心掛けていることは、インターネットに関する技術や知識ではなく、その企業のお客様は何を求めているのか、その企業の「想い」と「強み」は何なのかを徹底的に分析するということなのです。
いわばアナログ的な思考で自社のお客様の心理と自社の想いと強みを考えることが、企業のインターネット活用の大原則であるという認識を持って頂きたいと思います。次回より、アナログ思考法による具体的なネット活用の戦略策定方法について触れていきます。
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筆者のヒアリングは一貫して「強み」と「想い」の分析に終始する。

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