| 快晴。雨にたたられたこの旅だが、ようやく天気に恵まれるようになってきた。今日は900キロ離れたエルパソまて一気に走るには無理があるので、その手前まで走る予定で少し早起きして距離を稼ぐことにした。
今日の道は、これまでで最高の景色。サボテンも見え始めた。右にも左にも見えるのは大平原と岩肌の山々。所どころに原油を掘るボーリングマシンが見える。ジェームス・ディーンの「ジャイアンツ」に出てくるような光景。
13時にハンバーガーショップで昼食。テキサスの人々は独立心が強く閉鎖的な土地柄なのだそうだが、やはりフロリダやニューオリンズに比べて愛想が悪い。
今日は500キロという距離が短く感じた。交通量がガクッと減って、自分達がフリーウェイを独占しているような感じだった。フロリダでは一日300キロの道を四苦八苦して走ったのが嘘のようだ。西部に入ってから予想通り距離が稼げそうだ。
16時30分、寂しい 田舎町・フォート・ストックトンに着く。アメリカ人でもみんな知らない街だ。地図にも小さく載っているに過ぎない。宿はモーテル「EconoLodge」。ここぐらいしか泊まれる宿がないのだ。宿の若旦那と猫のトムが迎えてくれる。「アリガトウ」、「コンニチハ」と宿のおばさんが言うので、意味を教えてあげたら、「アリガトウはワニ(アリゲーター)のことだと思っていた」と大笑いしていた。「今夜パーティーがあるから来なよ」と言われる。夕食は16オンスのでっかいステーキ。疲れてパーティーには行かず22時30分に寝る。
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