「すがやん」と仕事の打ち合わせをしたことのある方ならお気づきのことと思う。
いつも欠かさず茶色のカバーの見開き日記形式6穴システム手帳を開いていることを。
「いつも大事そうに抱えていて、何じゃありゃ?」と思う方のために今回はその正体を明かしたい。
実は「すがやん」はこの手帳なしで一日たりとも生活できない。人間にとって酸素のような、魚にとって水のような、必要不可欠な存在なのだ。「そんな手帳一冊で大げさな・・」と思う方もいると思うが、本当なのだから仕方がない。
もう使いつづけて7年になろうとしている。どうして、この手帳がそのような存在になったのか。話は1996年にさかのぼる。 ある時間管理の研修に行った。正確に言うとこの手帳の使い方とその意味を学ぶセミナーだ。このセミナー以来7年間、私はこのような一日を送るようになった。
朝起きると顔を洗うよりも早く、この手帳を開き、その一日にすべき目標を優先順位とともに書き出す。日記を書くようなマメさのない「すがやん」でも、習慣とは恐ろしいもので、7年間も実践していると、これが済まないと朝食も落ち着いて食べられない。旅行中でも、二日酔いで朝寝坊したときも同様である。
一日の仕事をひとつずつこなすと、その項目にチェック印をつける。研修では、そのたびに大きな声で「よくやった!」と自分を誉めながら印をつけると脳内でエンドルフィンが出て非常に良い!と習ったが、どうも私には照れがあって、それだけはできずにいる。
その日に終わらなかった事項は翌日のページに記入する。
この手帳、本当はここからがすごいらしい。
まず人生の目標を定め、それを1年の目標に置き換える。更にそれらを1ヶ月の目標に落とし込む。そして更に1日の目標へと・・という感じで、一日の目標を達成しつづけることで、人生の目標が達成できてしまうという素晴らしいシロモノなのだ。
少なくとも、「人生の目標」や「価値観」を考える機会そのものが日常生活ではあまりない。そういう意味で、たった一冊の手帳が人生を見つめ直させてくれると言える。
ストレス軽減という効果もある。普通は、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」とやるべきことを記しておかないと、実際以上に多くのことを自分が抱えているような気持ちになる。それらを整理して考える効果も当然ある。
それから、もうひとつは、「○月○日の○時に○○をしなくてはいけない」という約束事や締め切り。それらを覚えているだけでストレスになるというものがあるはずだ。特に三ヵ月後の約束など時期的に先の約束事をしっかりと覚えておかなくてはならない、ということは、それ自体がストレスになる。
この手帳では極端な話、1年後の約束もストレスなく覚えておくことが出来る。
私の仕事では例えば、「4月20日の午後に最新情報のページからキャンペーン情報を削除しておいて欲しい」などという依頼が本当に沢山ある。
「いやあ、3ヶ月も先だけど、覚えていられるかな」と不安になることなく、「了解しました。」と手帳の三ヵ月後のその日のページの「やるべきこと」欄に記入をするだけで良い。長期間かかりそうな仕事であれば、作業開始日のページに「作業開始。締め切り○月○日」と記入すれば良いわけだ。
私の使っている手帳は「フランクリン・プランナー」という日記形式のもの。見開きで1日で、システム手帳には3ヶ月約90日分しか綴じていない。残りの9ヶ月分は自室のバインダー綴じてある。
毎朝、日々の目標を明確にする。いわば「一日をデザインする」習慣は、私が人生で身につけた最も素晴らしい習慣だと思っている。 |