人との出会いが年々不思議になってきた。
5年前と比べて、仕事・プライベート問わず、新たに人と出会うキッカケというのは明らかにネットによるものが多くなった。そして、想像もつかないような人との出会いが起こるようになった。
今まで40本近くのWEBを共に制作し、現在も深い付き合いをしているデザイナも、その出会いを振り返ってみると、どこかのサイトの掲示板だったりする。お仕事情報というサイトの掲示板に「お仕事募集」という書き込みを見て、来て頂いたのがそのデザイナ氏である。氏曰く「あのときは、何かビビッとくるものがあって、決して近くもない茨城に車を走らせてしまったのですよ」ということだ。以来、共に仕事をすること3年。いまや私にとりかけがえのない存在となっており、今思うと運命的な出会いだった。
仕事の話もネット経由でくるのがほとんどで、むしろこれは当たり前のような感覚になっている。(そーいや、以前はどうやって仕事を貰っていたんだっけな?)ある日、突然「ホームページを制作して頂きたいのですが・・・」というメールが来る。あるいは「話が聞きたいのですが、伺っても宜しいですか?」という問い合わせが来る。
自慢できるほどの人脈もない私にとり、こうした連絡は驚きと同時に涙が出るほど嬉しいことである。
ボランティアであるひとりのプロボクサーの公式ホームページを運営していたことがある。偶然、その選手のトランクスやコスチュームをやはりボランティアで手がけていた衣料メーカーの社長から連絡があり、「実は仕事を手伝って貰いたいのだけど・・・・」ということもあった。その仕事は私の今のサイドビジネスになっている。そして、同じ「ボクシング・フェチ」同士。趣味を語り合う仲間なのである。
そのボクサーが引退するときに、記念Tシャツをそのサイトで販売し、ファンの方々からの売上金をチャリティー基金として引退式に贈呈したことも、ネットによる「人の輪」を実感した出来事だった。
初秋のある日、ある有名な競馬作家から突然、メールがあった。(まあメールは突然来るのだけれども)私はギャンブルをやらないので知らなかったのだが、どうやらファンとのコミュニケーションのために自分のサイトを作りたいとのことだった。大企業からの申し出と同様に丹精こめて作ったサイトに感謝され、完成後にその作家宅に伺ったのも一度や二度ではない。競馬と無縁の私にとって不思議な出会いであった。
そしてしばらくして、また別のジャンルの作家から「ファンのために自分のホームページを・・・」というメールがあり、また驚かされる。
このサイトを通して、様々な出会いがあった一年。2002年は、どのような「予期せぬ出会い」があるのだろうか。