毎週、興奮しながら見ている番組がある。金曜夜のフジテレビ「プレゼン・タイガー」である。
司会はユースケ・サンタマリアが務め、毎週1組のクライアントから出された「お題」について二人のプレゼンターが各5分のプレゼンを行ない、質疑応答、ゲスト解説員の討論を経て、番組の最後でクライアントが勝者の発表をするという内容である。
このコラムで書いた「コンペ必勝法」の内容をショー的に30分に凝縮したものと考えていただければ良いかと思う。プレゼン時間が私達の仕事の場合は30分から60分ぐらいが多いが、この番組のように5分間という短い時間だと、ミスは許されない。
大体、5分間の組み立ては、最初に「こちらのプランでなければならない」旨をハッキリ主張し、その理由となる的確なポイントを3つぐらい述べ結びとするケースが多い。まわりくどく最後まで聞かないと結論が分からない(下手すると最後まで聞いても分からない)日本式のプレゼンと違い、「結論をスバッと最初に。その理由説明で相手をうならせる」という欧米型のプレゼンスタイルで進めなければ「採用」は難しそうだ。
プレゼンターの出場者は、若手vsベテランという図式が多いが、確かに海千山千のベテセンプレゼンターに会場がうなる場面もあるが、結果は若手の熱意が評価され「採用」となる場合もある。やはり論理の説得性プラス熱意なのだ。
私のように、「もし自分だったら、このように考え説明する。質疑にはこのように応じる」とシミュレーションしながら見てみると勉強にもなるし、2倍楽しめる番組である。
まさにそうした狙いで企画された番組なのではないだろうか。