はじめてWEBページを作ったのは、いまから5年ぐらい前のことだと記憶している。
インターネットという言葉自体まだ十分に浸透していない時期に、HPを開設している企業はほとんど大手企業だけで、中小企業などでHP開設している事例はきわめて少なかったように思う。もちろん「ホームページの作り方」などという情報も今のように豊富にある訳ではなく、「HTMLタグ辞典」などを見ながら、シコシコと試行錯誤を繰り返しながらHPを作っていた。
今では、気がついてみると70本ものWEBサイトを企画制作してきた私だが、生まれて初めて作ったWEBページは、真っ白のページにGIFアニメーションのタコが一匹フラフラ泳いでいるという情けないもの。それでも辞典片手に一生懸命タグを打ち、開いたHTMLファイルでタコが踊っているのを見て「す、すごい!これがホームページかっ!」と感激したものだ。
無謀にもその3ヶ月後には、手打ちのタグで作ったデモ版を片手に某クライアントに「オレにここのHPをつくらせてくれーい!」と押しかけ、某クライアント公式ホームページを受注してしまったのだ。今考えると、身のほど知らずの暴挙であるが、はじめてお金を頂いて作るホームページに気合を入れて制作に没頭したものだ。
当時は手打ちのタグで制作するクリエーターも結構多かったのだが、やはり効率が悪いのと複雑なレイアウトが組みにくいという理由で、いわゆるホームページ作成ソフトが出現した。
マイクロソフトのFrontpageを1年ぐらい使っていたのだが、その頃すでに第一線で活躍していたデザイナ氏と出会い、マクロメディアのDreamweaverを薦められ、以来3年間このソフトを使っている。
以前「ホームページ作成講座の講師をして頂きたいのですが、どのようなソフトでおやりになりますか?」と尋ねられ、「マクロメディアのドリームウィーバーです!」とキッパリ答えると、ハテナという顔をよくされたのだが、今では業界標準ツールとまで言われるDreamweaverのおかげで、スムーズにカリキュラムを組める場合が多い。
何が5年前と比べて変化したかというと、サイト管理の効率化だと思う。以前は、1ページ、1ページを独立したページとして制作し、それらにリンクを張るというようなソフトが多かったが、今のDreamweaverはサイト管理ありきのページ制作なのである。おまけにFTP機能もついているため、複数のサイトを効率的に管理しながら更新が出来る。いまではマクロメディア本社に足を向けて眠れないほどの存在なのである。ありがたや、ありがたや。
では、5年前の猛烈タグ打ち時代が無駄だったかというとそうでもない。たとえば、あるページに障害が起きたときに原因究明するためには、やはりタグの知識が必要なのだ。
このように5年前に築いたタグの知識とDreamweaverという最新兵器に支えられ私は日夜WEBを制作している。 |